小代焼

1.小代焼は五徳焼

五徳焼とは、「毒を解し、湿気残らず、腥臭(せいしゅう)住めず(生臭さがうつらない)、物腐らず、永年長寿をなす(長寿が得られる)」という五つの特徴があると評されたことに由来した名称で装飾性と実用性を兼ね揃えた生活什器であったことを窺わせます。

2.小代焼は自然流

小代焼の特徴は、上釉(うわぐすり)に藁(わら)灰・木灰・長石(ちょうせき)を用い、釉薬を入れた器から直接、あるいは柄杓に汲んで打ちかける、一瞬の早業が要求される自然流とも言われる技法です。たくましい形と味わい深い地釉、そして技巧をこらした白釉の掛けっぷりは、あたかも古武士の風格と力を備えています。