熊本大学では、平成28年熊本地震からの復興を支援する熊本復興支援プロジェクトを同年6月に立上げました。
 その中の一つ、「震災復興デザインプロジェクト」においては、同年10月19日に被災地の一つである益城町の秋津川河川公園にサテライトラボ「ましきラボ」を開所。
 復興の現場で、地域の住民の方々との対話を重ねながら、地域の将来像を描く支援を継続的に行っていきます。

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松田 楓さん
熊本大学 工学部社会環境工学科4年
~被災地の国立大学という使命感と責任感~

住民の方々と行政をつなぐ潤滑剤となり、地域の将来像を地域のみなさんと一緒に描いていきたい

 この「ましきラボ」は、被災した地域の国立大学として、何かやらなければならないという思いからうまれたプロジェクトです。先生5人と学生コアメンバー3人で運営していて、建築、土木、都市計画、防災など工学部に所属する人が多く関わっています。
 震災後、複数回開催された役場主催の住民向け説明会で、ある時ふと、発表者が固定化されていることに気づきました。そして、普段は発表することのない住民の方に何気なく話しかけ、その方なりの復興への想いを耳にした時、本当にやるべきことが見つかった気がしました。
 それ以来、”コミュニティスペース”としての「ましきラボ」を意識し、住民の方と話したことをきちんと行政に伝え、行政が考えていることを住民の方にわかりやすく説明するなど、地域と行政をつなぐ潤滑剤としての役割を心がけています。
 そのほか、活断層や地盤に関する専門的なことを知っていただくための勉強会を開催したり、また、気軽に「ましきラボ」へ足を運んでいただけるようクリスマスイベントを開催したり、地域の復興へ向けた取り組みを行っています。
 益城の方々をはじめ、域外の方にも一度ラボへ足を運んでもらい、これからも、コミュニケーションを深めながら、地域の将来像を地域のみなさんと一緒に描いていきたいと思います。