第3回 熊本地震復興祈念コンサート
第3回 熊本地震復興祈念コンサート
第3回 熊本地震復興祈念コンサート

音楽の力で
“創造的復興”を

第3回
熊本地震
復興祈念コンサート

震災発生1ヶ月後から“くまもと音楽復興支援100人委員会”は、物質的な直接支援と同時に心を支える音楽支援も重要として『音楽の炊き出しコンサート』『復興記念コンサート』を重ねてきました。
2019年5月12日(日)市民会館シアーズホーム夢ホールで行われた『第3回熊本地震復興祈念コンサート』で区切りをつけ、新たな“創造的復興”を目指します。
復興特集第3弾では、音楽で心の癒やし、希望のエールを送り続けてきた音楽家たちの道のりをご紹介します。

音楽の炊き出しコンサート

音楽による炊き出しコンサートで癒やしと勇気を

炊き出しコンサート風景
炊き出しコンサート風景
炊き出しコンサート風景
炊き出しコンサート風景

演目は年代にあわせてセレクト。演奏家も国内外、著名な音楽家も数多く訪れてくれました。

熊本中、九州中、日本中、そして世界中の音楽家たちがそれぞれの思いを持ち寄って開催された『音楽の炊き出しコンサート』はこれまで約340回を数え、被災地を中心にさまざまな場所をボランティアとして巡りました。こんな慈愛に満ちた強い気持ちが届かないはずがありません。物質的な被害とともに心に傷を負った人々に勇気と感動を与えました。初めて生のクラッシック音楽に触れる方が多数の中、涙する人もたくさん。音楽の力を実感する瞬間です。そして音楽家たちもまた訪れることを約束して自分の場所に戻る、という正の連鎖が繰り広げられてきました。

熊本地震復興祈念コンサート

合唱団の練習は10数回におよびました。

熊本地震復興祈念コンサート練習風景
熊本地震復興祈念コンサート練習風景

ラテン語による情感を表す歌声は練習といえども圧倒的

熊本地震復興祈念コンサート練習風景
熊本地震復興祈念コンサート練習風景

コンサート前日、すべての出演者が揃ってのリハーサル。

コンサートに向けての練習を見学させていただきました。熊本をはじめ、福岡、鹿児島、遠くは東京からも約10団体の合唱の有志が集まりました。合唱団員はすべて手弁当。時間、労力、移動・滞在資金はすべて自腹という粋な志を持った音楽家たちです。指導は九響合唱団指揮者 横田 諭氏。どこまでも贅沢な復興コンサートです。練習を重ねるごとに、各パートに気迫が増し、思いが増し、合わせると歌声が大きな悲哀のうねりとなり、ズッシリと心に迫ってきます。こんな練習を10数回。俄然、コンサート本番への期待が膨らみます。

哀悼と感謝のレクイエム

指揮者 下野 竜也氏

指揮者 下野 竜也氏

指揮 下野竜也、ソプラノ髙橋絵理、アルト八木寿子、テノール城宏憲、バス青山貴。九州交響楽団を中心に全国のプロ演奏家たち集まった特別編成のオーケストラに、九州を中心とした有志による合唱が加わり、総勢約240人が出演しました。曲目は、ヴェルディの「レクイエム」。熊本地震で犠牲になられた方々へ鎮魂の意が表されています。7曲から成る80分の大作です。

演奏中、終始心に重く迫り、演奏と歌声の共鳴の度に深い感謝と感動が湧き上がります。これほど心に迫るのは、この場に集う音楽家たちの被災者そして被災地への思いの深さからなのでしょう。以前お話をうかがった代表のお一人 坂本一生さんの言葉を思い出しました。「 “思い”が演奏を素晴らしくする。技術だけでは人々に感動は与えられない。この復興記念コンサートが素晴らしいのは、音楽家たちがその“思い”を持ち寄って奏でるからです。」その思いに大いに勇気づけられた被災した人々も多いはずです。まさに“音楽の力”を実感する素晴らしいコンサートでした。

哀悼と感謝のレクイエム

ネクストステージ

来年以降は『音楽祭』として

ネクストステージ
ネクストステージ

コンサートの準備をはじめ、裏方として支えるスタッフのみなさん。次の展開がいまから楽しみです。

この第3回コンサートで復興祈念コンサートは最終となり、主催のくまもと音楽復興支援100人委員会も活動を閉じます。しかし、2020年4月には『音楽祭』としてさらに発展し、熊本から音楽の力を発信し続けます。“創造的復興”の象徴として文化芸術民度を上げる大きな原動力なることを願わずにはいられません。ぜひ、かせするもん。ユーザーのみなさんへは応援・支援をお願いします。